10年経っても変らない話

e-Taxスゴイ - NextReality」という記事を読んだのですが、スゲーおもろかったです。書かれた方がe-Taxで確定申告しようとしてスゲー大変だったという話なんですけど、

普通の国民がJREのバージョンまで気にしつつ申告しなければならないのか。

ということをおっしゃっていて、Paul Grahamが書いてた「The Other Road Ahead」という記事を思い出しました。ここにもPaul Grahamのお母さんの話で、

私の母だって、メールと家計簿のためにコンピュータを持っている。
一年ほど前、母はAppleからOSの新しいバージョンの割引購入特典を知らせるメールを 受け取って困惑していた。
メールと家計簿を使いたいだけの65歳の女性が、 新しいオペレーティングシステムのインストールについて考えなくちゃならないっていうのは、 どこかがおかしい。
普通のユーザは、「オペレーティングシステム」なんて 単語、知らなくても済むようじゃなくちゃダメだ。ましてや 「デバイスドライバ」や「パッチ」だなんて。

なんてことが書かれていて、なにも変っちゃいねーのですねIn_Japon、いやいやIn_this_Worldと思った次第。

で、奇しくもアンテナハウスの方が同じ記事を紹介されてたので、なんとなくシンパシーだったわけです。

そうそう。Paul Grahamはその著書「ハッカーと画家」のなかで「生活費のための仕事と愛のための仕事、2つの仕事が必要だ」といってるのですが、「生活費のため」と「愛のため」のコードを書きわけているつもりの日々をおくるわたしはこのe-Taxの話で「生活費」も「愛」も感じられないのでまだまだ勉強不足ですねと思うのですね。